Tシャツがない

 スポーツクラブでのことです。いつものようにランニングを終え、汗をかいたジャージのたぐいを洗濯袋へ。そしてシャワーで汗を流してさっぱりしたあと、いつものように着替えをしました。持ってきていた、着替えのパンツをはきます。ズボンをはきます。そして残りの一枚、Tシャツを着ようと手に取ったところ、それはまたズボンでした。正確に言えば息子の短パンです。頭の中が???になりましたが、どうやら家の洗濯物から、着替えを持ってくる時に、自分の黒いTシャツと間違えて、息子の黒い短パンを持ってきてしまったのです。たしかに色も質感も似ています。
 このままだと、上半身に着るものがありません。息子の短パンは、どう頑張っても私のTシャツにはなりません。かぶって両手を出しても、頭を出すところがないでしょう。
 自分がランニングの時に着ていたジャージと、その下に着ていた半袖シャツは、大量の汗にまみれた状態で、洗濯袋の中にぐっちゃりとまるめられていて、とても今から着ようと思える代物ではありません。
 「ふー、気持ちよかった!」みたいな顔で、肩にタオルをかけたまま、何事もなかったかのように、上半身裸でスポーツクラブを出ていくことも考えましたが、やっぱりそれもありえません。
 更衣室で静かに苦悩する私に、アイデアの神が降りてきました。プールで泳いだ皆さんが、濡れたスイムウエアの水分を飛ばすために使っている、5秒ボタンを押し続けると水着がちょっと乾く、みたいな、あの機械です。私はおもむろに、自分がジャージの下に着ていた汗まみれの半袖シャツを取り出すと、水道でジャバジャバと水洗いし、脱水機に投入、ボタンをプッシュ!
 着られる程度にちゃんと乾いたシャツを手にした私は、為せば成るという妙な自信と達成感を得てスポーツクラブをあとにしました。長いブログになってしまいました。

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