都心の駐車料金

 自分に知識がないとお客様が不利益を被りかねない、というのはどの職業でも同じかと思います。私も、当然のことながら、できるだけ研修や講習会で新しい情報を得るように心がけており、先日も自分で申し込んだ研修に行ってきました。場所は五反田です。いつもだったら電車で行くのですが、他の仕事もあり荷物がとても多かったので、軽い気持ちで車で行きました。
 研修会場の近くに、よくある黄色い看板の駐車場を見つけ、ああ、空いてた、よかったよかったと車を停めてから、看板に記載されている駐車料金を見上げて、凍りつきました。15分300円と書いてあります。1時間で1,200円。研修の予定は2時間半。しかも15分前に到着してしまった自分。順当に終わったとして3,300円。小ぶりのいたいけな自動車を、ただそのスペースに置かせてもらっているだけで、お財布から野口英世博士が何枚も出ていってしまいます。
 無駄に広大な駐車場に車が停め放題、ということが珍しくない多摩の暮らしにすっかり慣れ、都会の地代のおそろしさを忘れていました。3,300円あったら何が買えただろう、いや、15分ごとにマクドナルドのハンバーガーが2個買える計算だ(←おそらく2個で250円くらいかと)、などとついつい浮かぶ煩悩を振り払い、ここはしっかり話を聞いて早く帰ろう!と気を取り直して研修に集中。研修の終盤にはすでにアンケートに、今日の研修のよかったところなどを記入し、いつでも帰れるようにスタンバイです。
 しかし、そんな時に限って、なかなか研修が終わりません。「質問がある方はいらっしゃいますか?」という、盛り上がらない研修ではただの社交辞令で終わる司会者さんの振りに、ちゃんとした質問がいくつも出て、ちょっとした笑いも起き、打ち解けた雰囲気になってしまい、有意義な意見交換にまで発展、大幅な時間延長です。時計を見ると駐車料金は4,000円を超えています。みなさんと笑い合いながら、ひとり涙しました。

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