経費

 会計では「経費」という分類がありますが、私は本当は「経費」も「投資」のひとつだと思っています。すべての支出は何らかの「投資」であって、なぜそれにお金を使ったのかという理由があるはずです。
 たとえば銀座鳩居堂の便箋を購入したとして、その文房具は「経費」に分類されるわけですが、大事なお客様にお礼状を書くために購入したのであれば、安いものに買い換えて「経費削減」すればいいというものではないかもしれません。逆に、山野楽器でCDを買った帰りに寄りやすいからいつもそこで買っていただけだとしたら、お金をかける部分を変える余地があるかもしれません。
 自分たちの価値観や、会社の向かいたい方向に照らし合わせて、それが正当な投資なのかそうでないのか考えないと、削るべきかどうかわからないのです。数字だけ見て経費を減らしたといっても、実は必要な投資まで削っているということも考えられます。
 便箋ひとつの支出から、自分たちの価値観や行動習慣、これからどうしたいのかを考えたりできるのが、会計の楽しいところでもあります。

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