往年の名調子

 週末は荒川河川敷で行われたタートルマラソンに友人と参加し、無事完走してきました。ご経験の方は共感してくださる方もいらっしゃるかもしれませんが、あれだけの距離を(といってもハーフですが)走りきると、なにか自分が別人にでも生まれ変わったかのような、えも言われぬキラキラした爽快感があり、不思議です。徹夜のあとの妙なハイテンションなどと同じように何かしらハイな状態なのかもしれません、いつもよりちょっと人にやさしくできたりしてしまいます。その「生まれ変わった気分」効果の余波で、今日は事務所の床をふき掃除したので、事務所がとてもピカピカです。
 さて、先日、野球中継をラジオで聞いていたら、元ニッポン放送の深澤弘さんが一時的にアナウンサーとして復活されていて、思わず録音してしまったのですが、最近は日テレをリタイアされた山下末則さんや、元TBSの松下賢次さんなど、自分が野球を夢中になって見ていた頃の名物アナウンサーの方がMXテレビなどで野球実況をされていて、聞いていて本当に嬉しくなります。
 山下さんはどちらかというと、不要なことは言わないタイプで、これぞ東京のアナウンサーといいたくなるような、偏りのない、誰が聞いていても不快感のない、非常にスムーズなアナウンスで、今チャンネルをつけた人にもわかるように、今がどういう状況かという情報をこまめにスッとはさんでくれます。余計なことを言わないので解説者の人が引き立つのも山下さんのアナウンスです。
 一方、松下さんは、自分のことを「世界の松下」などと自ら言って嫌味でないような、ショーアップの大変上手い方で、時に選手のことを批判してしまうくらい熱くなることもあるのですが、強弱のあるしゃべりっぷりがひとつのエンターテイメントになっているタイプのアナウンサーです。山下さんが老舗の日本そばなら、松下さんは老舗の洋風幕の内弁当といったところでしょうか。
 タイプは違えど、どちらにも共通するのが、徹底した下調べをしているのであろう豊富な知識と、よどみのない、耳に心地よいきれいなアナウンスです。本当に安心して聞いていられます。
 今は今で素晴らしいアナウンサーの方がたくさんいらっしゃるんでしょうが、音楽でも野球でも何でも、やはり自分がどっぷりはまっていた頃の、というのは特別で、私にとってはレジェンドです。往年の名調子を感慨深く楽しんでいます。

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