自由研究と自由工作

 夏休みといえば海や山へキャンプに出かける、避暑地に家族旅行をするなど、夏休みらしいイベントを満喫した思い出のある方が多いのではないかと思いますが、自分の子供時代を振り返りますと、ただ暇でヒマでひまで、すでに何度も読んでストーリーもセリフも全部完璧に覚えてしまっているマンガを、クーラーもない部屋でごろごろしながらまた読みかえして、退屈で死にそうだけど、学校が始まるのも嫌だ、という、有意義でも華やかでも何でもない夏休みを過ごす小学生でした。
 夏休みにつきものの自由研究では、何で見たのか忘れてしまったのですが、歴代の総理大臣の表か何かを見て、「へえ、日本で総理大臣になった人ってこんなに沢山いるんだ!これはすごいぞ!」と、なぜかそれが当時の自分にはツボにはまって、大きな模造紙に、歴代の総理大臣の名前を、右から左へ順番に、ただただ延々と書きつづり、夏休み明けに自信満々で発表したところ、クラスの反応の薄さと、先生の冷めた顔に、「え、コレ聞いてなんでびっくりしないの?」ととまどった記憶がありますが、今思えば総理大臣の名前を書いて読んだだけで研究でも何でもないですし、これはきっとみんなびっくりするぞと絶大な自信を持って全歴代総理大臣の名前をマジックで書いていた自分の思考回路が理解不能です。
 ちなみにその時たしか小学5年生だったのですが、自由工作では板と針金でレコード立てを作りました。最後仕上げにシルバー色のカラースプレーをすれば、すごく格好が良いだろうと思いつき、自宅の庭で新聞紙もひかずに作品にスプレーをかけていたところ、気づけば庭の草木がクリスマスの造花のように見事に銀色になっていました。
 ちょうど小学5年になった息子も今宿題で自由研究に取り組んでおり、つい口出ししたくなってしまいますが、あまり偉そうなことは言えません。

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