つい夜更かし

 ここのところ、確定申告の仕事に集中した後、夜11時ごろからビールを飲みながらオリンピックを観るのが至福のひとときでした。これを観たら寝よう、次を観たら寝よう、と思いながら連日つい夜更かししてしまいました。先日、スキーの女子回転の競技でもつくづく思ったのですが、トップ争いだけが面白いわけではないのがオリンピックのいいところです。
 回転は1回目と2回目の合計タイムで競うのですが、2回目をすべる順番は、まず1回目のタイムが30位の選手→1位の選手という順ですべり、それから1回目タイムが31位以下だった選手が順にすべることになっています。31位以下になると、急にブラジルやモロッコ、イラン、レバノンなど、冬の競技に対する環境が充分に整っているとは思えない国の選手がたくさん登場するのですが、人の感性とは不思議なもので、31位以下からの選手のすべりに心動かされることもまた多いのです。
 オリンピックという大舞台に出場している同じトップアスリートとはいえ、下位の選手とメダルに近い選手とでは、素人目に見ても技術の洗練度が違うし、どこか危なっかしいところもあり、解説者の方も「とにかくすべりきりましょう!」みたいな応援のしかたで妙に力が入っていたりするのですが、そうやって「いろんな」「本気の人」人が一堂に会しているのがオリンピックのいいところであり、面白さだと思います。環境が整っていようといまいと、優れたコーチがいようといまいと、科学を駆使していようといまいと、結果が1位であろうと50位であろうと、やはりその人が人生を賭けた「本気のすべり」は「本気のすべり」であり、こちらに訴えてくるものがあります。それが4年に1度しかない機会だというのも絶妙です。やはりオリンピックは楽しいです。

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