ジョナサン・エドワーズ

 今、ちょうど世界陸上の真っ最中ですが、私はオリンピックや世界陸上を、おそらくごく一般的な方の6~7倍くらい楽しみにしていると思いますし、選手にも詳しいほうだと思います。スポーツには忘れられない選手や忘れられない場面がつきものですが、私が世界陸上で印象深かったのは、1995年イエテボリ大会のジョナサン・エドワーズという三段跳びの選手です。エリート銀行員のような清潔感のある見た目でやや地味に登場し、何の期待もせずに見ていたら、ぴょーん、ぴょーん、のあとにぴょーーーーーーーんと跳んだ時には、18メートルまでしか用意されていない目盛りをかるく飛び越していて、「はい!?」と目を疑いました。人類初の18メートル越えです。奇跡的なフロックかと思いきや2度目の跳躍も見事に18メートル超え、その確かな実力に2度驚きました。どうしてこんなにすごい選手を自分がノーマークだったのかと思ったら、エドワーズ選手は敬虔なクリスチャンで、日曜日は休息日のため、日曜日に行われる大会(多くの大会は日曜日に行われるのでは)に今まで出ていなかったとのこと。18メートル超えは、もちろん努力や練習を積み重ねての偉業なのでしょうが、いきなり現れてあっさり世界最高記録を出した感が半端なく、しかもそんな記録を出せるのに休息日って!という衝撃で忘れられない選手です。ちなみに彼の記録は今回の大会でも破られませんでした。

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