お酒はぬるめの・・・

 ぬる燗や熱燗の日本酒を飲んだことがなかったわけではないのですが、いまいち自分にはピンと来ず、日本酒を飲む時にはいわゆる「冷(ひや)」でばかり飲んできました。が、最近になって、BSで放送されている『酒場放浪記』で、吉田類さんがいつも「ぬる燗」を注文していることに影響を受け、自宅の台所でぬる燗をつくってみたところ、自分が年齢的にもその趣向に合ってきたのか、これは美味しい!と大変感激しました。ただひとつ残念なのは、せっかく台所でお燗しても、卓上で飲んでいるとすぐに日本酒の温度が下がってしまうことです。
 晩酌といえばたいていウイスキーの私は、頻繁に日本酒を飲むわけではないのですが、それでもぬる燗のすばらしさを忘れられずにいたそんな折、なんと卓上で日本酒を温め、「ひと肌」「ぬる燗」「熱燗」など、自分の思う温度で保温しつづけてくれるという「酒燗器」なるものを2,772円で見つけてしまいました。これは購入するしかありません。
 家族から思いのほか、「見た目がダサい」「コードがじゃま」などの酷評が出たことに軽いダメージを受けながらも、夕御飯の食卓に念願の酒燗器を設置し、男44歳、いざ、ぬる燗デビューです。
 贅沢な話ですが、いちばん驚いたのは、お刺身とよく合うことです。お酒を温めることで辛さが少し増すのか、それともお酒の温度のせいなのか、魚の生っぽさがすっと消えて、美味しいです。ぬる燗にすると、こころなしか、次の日にお酒が残りにくいようにも感じます。そんなわけでつい一杯多めに飲んでしまったりして、次の日静かに反省しています。

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